母の日にお花を贈るのはわかりますが、お父さんにバラ。しかも、日本で主流なのは黄色いバラです。
なんでだろう…。
なんて思いながら調べていると、きちんと由来があったんですね。
というわけで今回は、
● 父の日にバラを贈るようになった由来
● どうして黄色いバラを贈るのか?
この2点について、調べてまとめてみました!
お父さんにバラを贈るようになった由来
父の日の祝典があったのは、今からなんと100年以上も前のこと。
『母の日』が広がりはじめて間もなくの頃で、きっかけはアメリカ人女性のドット夫人です。
彼女が亡き父の墓前に、白いバラの花を供えたことが、父の日にバラの花を贈るようになった始まりだと言われています。
起源はドット夫人の父への想い
ドット夫人の父は、男手一つで6人の子供を成人まで育て上げた人でした。
その後、残念ながらドット夫人のお父さんは亡くなってしまうのですが、ドット夫人さんはお父さんを深く敬愛していたのですね。
当時すでに始まっていた母の日の影響もあり、ドット夫人は、父にも感謝する日があるべきと考えました。
そこでドット夫人は協会の牧師さんにお願いして、父の誕生月(6月)に父への感謝の礼拝を行ったんです。
ドット夫人は、父の墓前に白いバラを供えました。
ドット夫人が牧師協会にお願いして行った礼拝がきっかけで、父の日が広まっていったと言われています。
1909年には最初の父の日の祝典がありました。
当時祝典に出席したキリスト教青年会の青年たちは、
● 父が健在だと赤いバラ
● 父がすでに亡くなっていると白いバラ
を身に着けていたと言われています。
あれ…黄色いバラじゃないの?(。´・ω・)?
と思ったのは私です…。
実は黄色いバラを贈るというのは、父の日の風習が日本に伝わったあと、日本のあるキャンペーンがきっかけで広まったようなんです。
日本で黄色いバラに変化した理由
『父の日イエローリボンキャンペーン』というのを聞いたことはありませんか?
ベストファーザー賞の発表や授賞式を開催しているファーザーズデイ委員会が開催しているキャンペーンです。
イエローリボンキャンペーンとは、その名の通り黄色いリボンを添えてお父さんに贈り物をしよう、というもの。
私などは、お父さんのイメージカラーというと青や緑を思い浮かべてしまので、なんで黄色?(。´・ω・)と思っていました。
ですが、実は黄色は世界的にもとても大切にされている色だったんです。
(日本でいうと黄色は、お金っぽいイメージがありますが)
黄色が持つ意味
古くから、イギリスで身を守るための色と言われていたのが黄色です。
やがてこの考え方が、アメリカに伝わりました。
アメリカではたびたび戦争があり、戦場へ出向く者たちの無事を祈るシンボルとして、黄色いリボンが誕生したと言われています。
黄色は、幸せの象徴であり、命を守る大切な色なんですね。
ここから父の日のシンボルカラーを黄色として、バラも黄色いバラがいいよね!となったと言われています。
日々、身を粉にして働き、家族を守ってくれているお父さん。
身体を大切にして欲しいと願う気持ちが『黄色』に込められているのですね。
(なんで黄色いバラなのとか言ってた自分…)
今年は子供たちからのお父さんへのプレゼントには、こっそり黄色いリボンを添えてみようかと思います。
夫は、黄色いリボンの意味は知らなそうですけども…
後記
父の日にバラを贈るようになった由来は…
父の日の提唱者であるドット夫人が、父の墓前に白いバラをお供えした事から始まったと言われている
日本での父の日のバラの主流が黄色になった理由は…
幸せ・命を守る象徴の黄色を用いた『父の日イエローリボンキャンペーン』が広まったから
黄色いバラには愛情と無事を願う心が込められているのですね。
そうは言っても華麗なバラ。お父さんのイメージには似合わないな…と思う方もいるはず!(私だけ?)
そんな方は…
ヒマワリなどはいかがでしょう?
他にもガーベラなども人気のようなので、ぜひお父さんに似合う黄色の花を見つけてみて下さいね~(^^♪