元日と元旦の字の横棒が1本あるかないかの違いって、なんだかすごく紛らわしいと思いませんか？
でも調べていくうちに、この横棒1本が『アレ』のことを指しているってわかったんです。
横棒1本の意味を知れば、元日と元旦の違いを覚えるのも簡単。
漢字ってすごいですね！
というわけで今回は、元日と元旦の違いについて調べてみました！
年賀状にはどちらを使えばいいの？という疑問についてもしっかり調べましたので、どうぞ最後までご覧くださいね。
元日と元日の違いとは
元日と元旦の共通の漢字である『元』は、一番はじめの 、という意味になります。
ということは！
元日は『一番はじめの日』、1月1日を指すんですね。
って、これはご存知ですよね。
ではもう一つの、元旦の方です。
元は同じなので『一番はじめの』。
旦は、 地平線上に太陽があらわれる時を意味します。
旦の漢字の下の横棒は地平線を表していて、その上には『日』の文字。
つまり地平線から太陽が昇る様子を表していると言われているんです。
元旦というのは、一番はじめに地平線上に太陽が現れる時、つまり1月1日の朝（夜明け、日の出の頃）を指す言葉なんですね。
ということで、元日と元旦の違いは、
● 元日は1月1日
● 元旦は1月1日の朝
という、時間帯の違いだったんですね。
たった1本の横棒が、地平線を表しているなんて！Σ(ﾟ□ﾟ*)
これを覚えると、元日と元旦の違いが簡単にわかりますよね！
元日と元旦とお正月
元日と元旦って、どちらもお正月を指す言葉のようなイメージがあるんですが、お正月とは違うのでチョット注意が必要です。
正月とは、本来は『1年の初めの月（＝1日～31日）』を指す言葉なのだそう。
といっても現在は1か月丸々お正月という認識で過ごす方はそう多くないかな、と思います。
現実的に、お正月気分は長くても7日くらいまでかな？
（私のように、仕事初めの1月3日や4日までがお正月気分、という方が圧倒的に多そう！）
年賀状に書くのは元日？元旦？
年賀状の最後に入れる、
● 令和○○年元日
● 令和○○年元旦
● 令和○○年吉日
など、年号と月日を表す言葉。
家族や友人に送るならまだしも、お仕事の関係や目上の方へ出す場合は、元日・元旦の使い方ひとつにしても、気になりますよね。
我が家も、夫が転職した今年は仕事関係の方への年賀状を失礼にならないように用意しなきゃならないのかと、ガクブルしております。
（今までは職場のトップの方の方針で、そういうやり取りはなくてOKだった）
というわけで、超個人的な理由から調べてみたのですが…
年賀状は大抵、1月1日の朝（～午前中）に配達されますから、元日・元旦、どちらを使ってもOKなようです！
ただ、ビジネス用年賀状を調べていると、文例として出てくるのは『元旦』が多かったです。
（ビジネスで年賀状のやり取りを大切にしている方は、元日の朝に必ずチェックするからでしょうか）
注意が必要なのは、年賀状がお相手の方に1月1日に届かない場合。
前述のとおり元日、元旦は1月1日を表す言葉なので、1月3日や1月5日に届く場合には、意味が違ってしまいます。
遅れて届くことがわかっている場合は、
● 令和○○年 1月吉日
● 2018年1月
など、月日の部分を変更されることをオススメします。
実際には『元旦』で届いたり、三が日や松の内でも『元日・元旦でOK』とする場合もあるようなので、そこまで気になさらなくても大丈夫かとは思いますが、年賀状のマナーの一つとして覚えておくと良い豆知識です。
（自分がもらう時は全く気にならなくても、出す立場になるとすっごく気になってしまうのはあるあるでしょうかね…）
後記
● 元日は1月1日のこと
● 元旦は1月1日の朝のことを指す
年賀状はどちらを使ってもOKだが、1月2日以降に届く場合は、
● 1月吉日
など、言葉を変えるのが良い
（地域によって違うので、ご近所の方に聞いてみるのも良いと思います）
しつこいようですが…
漢字って本当にすごいですよね。
子供のころは漢字なんてただ暗記するだけだったけど、今になって改めて調べてみると、味わい深いなぁって思います。
（我が子に質問されたらドヤ顔で答えるられるぞっ(๑•̀ㅂ•́)و✧
という下心があるのは、ここだけの秘密デス）
