年賀状を出そうかどうしようか迷って結局出さなかった時に限って、そのお相手から年賀状が届いたりしませんか?
お返事を書きたい気持ちがあっても、元日(~三が日)は新年の挨拶周りで結構忙しくて、後回しになってしまいがち…
気が付いたら何日も過ぎて、
お返事がこんなに遅くなったら逆に失礼じゃないかな?
なんて焦っちゃったりして。
というわけで今回は、
● 年賀状の返事はいつまでに出すのか
● 遅くなってしまっても年賀状でいいの?
● 年賀状の返事のマナーや一言文例
この3点について調べてまとめてみました!
年賀状の返事はいつまでに出す?
私が調べてみたところ、年賀状として返事を出すなら、
1月7日(松の内)まで
と考えられている方が多いようです。
他にも1月15日(小正月)まで、という意見もあり、絶対にこの日までに!と決まっているわけではないようですが、一般的にはやはり7日までかな?という印象です。
(関西では15日までを松の内とすることもあり、地域によっても違うので、周りの方に聞いてみるのも良いですね)
ちなみにこの7日までというのは、お相手の方に届くのが7日という意味になります。
地域や郵便の配達状況によっても違うと思いますが、ポストに投函してから届くまでに1~3日はかかると思いますので、その日数も計算して下さいね。
(ポスト投函だと集荷時間にも注意が必要です。最終の集荷に間に合わないと翌日の集荷になってしまいます)
でもお正月の7日間って、あっという間に過ぎちゃったりしませんか?
年始の挨拶周り(帰省)や旅行などから帰ってきたらすぐに仕事始め…
気が付いたら年賀状の返事書いてなかったー!なんて、ありがちですよね。
でも大丈夫!
お相手の方に届くのが8日を過ぎるのがわかっている場合は、年賀状ではなく、
寒中見舞い
に切り替えて出せば良いんです!
その場合は、一言、先に年賀状を頂いたことへのお礼を添えることをオススメします。
返事が遅れたら寒中見舞い!
寒中見舞いは、暑中見舞いと同じく季節の挨拶状です。
立春や立秋などでお馴染みの二十四節気のうち、寒さが厳しいとされる寒(かん)の時期、
● 小寒(1月5日~19日)
● 大寒(1月20日~2月3日)
の間に出すお見舞い状なんですね。
寒中見舞いには色々な用途がありますが、年賀状のお返事としては、松の内(1月7日)を過ぎた1月8日~2月3日(立春の前日)までに出せばOKとされています。
ただし!
喪中の方が挨拶状として寒中見舞いを出すならともかく、年賀状のお返事として寒中見舞いを出す場合、2月になってから届く…というのは、少し遅すぎるかな?と思います。
私が先に年賀状を出した立場だったら、年賀状迷惑だったかな、却って申し訳なかったな…と思ってしまいます。
年賀状の返事として頂くなら、1月中に届くと嬉しいですね。
年賀状のお返事に必須!マナーと一言文例
年賀状を元日に届くように出す時、最後の月日のところには平成●●年元旦(または元日)と書くと思いますが、遅れて年賀状のお返事を書く場合、これはNGになります。
というのも、
● 元旦は1月1日の朝
● 元日は1月1日
という意味があるからです。
なので月日の部分は、
平成●●年1月吉日
に変えて出してくださいね。
また、年賀状のお返事を書く場合には、先に頂いた年賀状へのお礼の一言は必須です!
年賀状の場合は、あけましておめでとうございます、などの年始のご挨拶の後に、
寒中見舞いの場合は、寒中お見舞い申し上げます、などのご挨拶の後に、
- 早々に年賀状を頂き、誠にありがとうございました。
- ご丁寧な年賀状を、ありがとうございました。
- 新年のご挨拶が遅れまして、誠に申し訳ございません。
このような、お礼の一文を添えましょう。
頂いた年賀状にお相手の近況が書かれていたら、それに対する一言を付け加えられると良いですね!
ちなみに、新年あけましておめでとうございます、というのは言葉的にNGなのだそう!
● 新しい年という意味の「新年」
● 年が明けるという意味の「あけまして」
このように、意味が重複してしまうのですね。
ついうっかり使ってしまいがちな言葉なので、気を付けたいところです。
後記
【年賀状の返事は…】
● 年賀状で出すなら、1月7日(松の内)までにお相手に届くように
● 遅くなるなら寒中見舞いに切り替えて、なるべく早めに
【年賀状の返事を出す時のマナー】
● 月日は元日・元旦ではなく『1月吉日』に変える
● 先に年賀状を頂いたことへのお礼の言葉を添える
ヨシ、年賀状のお返事を書こう!と気合を入れても、用意していた年賀状を使い切ってしまっていた…。
ということ、ありますよね。
そんな時は通常の郵便ハガキや私製ハガキの切手の下に、赤字で『年賀』と書いて出せば年賀状として届けてくれますよ。