正月は夫の実家に行き、親族で初詣に行くのですが、そこで必ずおみくじを引きます。
大人も子供も全員おみくじを引くので、何が出たー?みたいな話になるのですが、『大吉』や『大凶』だと、話のネタになりますよね。(大吉よりも大凶の方が盛り上がるというか笑)
そこで『吉』とか出ると・・・
あー、吉ね。フーン。
みたいな。
吉って正直リアクション取りづらいですよね。吉を引いた自分も、それを聞かされた相手も。
あ、良かったじゃん!くらいかな。
でも、ご存じだとは思いますが『めでたい』とか『運が良い』って意味なんですよね。
吉は良い意味なのに扱いがちょっとヒドイ笑。
今回は、おみくじの正しい順位について調べました。記載されている意味も一緒にまとめてみましたので、どうぞご覧下さい♪
おみくじの順位
調べてみるとおみくじには、実は、明確にビシッと決められている順位はないのだそうです。
おみくじの順位は全国共通ではなく、その神社によって微妙に違うんですね。
また、おみくじの種類も7または12種類、多いところだと17種類あるのだそう。
一般に言われている7種類のおみくじの順位は、
大吉、中吉、小吉、吉、末吉、凶、大凶
または
大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶、大凶
前者の吉はちょうど中間の位置なのに、後者は「吉」が大幅にパワーアップしてますね。
12種類のおみくじだと、
大吉、中吉、小吉、吉、半吉、末吉、末小吉、凶、小凶、半凶、末凶、大凶
…並べて書くと何かの呪文のようですね
この順位だと吉は4番目、その後に『半吉』…
良いことと悪いことが半々、という意味。
その後の行動でどちらになるか決まる運勢と言えるかもしれません。
ちなみに半吉は、おみくじによってもっと凶に近い順位のこともあります。
末吉はおめでたい度が少ない位置にいるのに、末凶がすっごい悪い大吉の1個手前についているのはなぜだろう・・・
という自分の心の声に応えて『末』についてちょっと調べてみました。
末のポジション
末、と聞くと「末端」とか「10月末」とか、中心部から遠い先の方・最後の方、というイメージがありますよね。
ですがおみくじの場合の末は、末広がりの末だと言われています。
なので末吉だと、後々良くなりますよという意味になるんですね。
同じく末凶は、後々悪くなりますよ・・・ということに。
一般的ではないようですが、「平(たいら)」が入っているおみくじもあるのだとか。
これはそのまま、可もなく不可もなくという意味なのだそうですが、平が入っているおみくじが少ないので、平を引いた人はある意味、大吉よりもラッキーかもしれません♪
でもここまで色々あると、正直覚え切れませんね・・・。
さらに一番多いとされる17種類のおみくじだと、大大吉、とかが加わるみたいです。もはや何が何だかわかりません^^;
ちなみに、大吉が出る確率は大体15~20%。神社によってだいぶ違うのだとか。
おみくじに書いてある意味
おみくじを引くとまずは大吉とか凶とかに目がいくと思いますが、おみくじで一番大切なのはその内容だと言われています。
内容というと、詩のような部分(神様からのお告げ)や「待ち人」「相場」などの、ちょっと難しい文章で一言が書いてある部分ですね。
ここの部分は、
● 大吉でもすごい厳しい言葉が並んでいる
● 末吉とか凶でも、すごく良いことが書いてある
など、「凶だったー」とか思いながらもじっくり読むと、意外と面白いことが書いてあるんです。
でもちょっと意味がわからない部分もありますよね。
なので一般的に言われている内容について、簡単にですがご紹介しますね。
おみくじの内容一覧
●待人(まちびと)
人生・運命を良い方向に導いてくれる人に出会えるか
●失物(うせもの)
なくした物、落とした物は見つかるかどうか
●商売(あきない)
商売が上手くいくかどうか
●恋愛(れんあい)
恋愛に発展する人と出会えるか
また、現在の恋人との展望など
●縁談(えんだん)
結婚したい相手と出会えるか
現在の婚約者との先行きは、など
●旅行(りょこう)
旅先で注意することがあるかどうか
●求人(きゅうじん)
求めている人材が応募してくるかどうか
●転居(てんきょ)
引っ越しのタイミングや引っ越し先などについて
待人というと、漠然と好きな人=恋愛・結婚相手というイメージがあったのですが、その枠を超えて人生に良い意味で関わってくる人のことだったのですね。
おみくじの内容の中では、ある意味すごく重要な部分かも。
なので待人は恋愛・結婚の対象に限られないので、
● 仕事での上司や同僚
● 習い事の師匠
● これから生まれてくる子供
などなど、幅広い方が対象になるそうです。
というか、自分の人生の転機になる人という意味でもあるから、おみくじに「待人:現れる」と書いてあったら、すんごい期待しちゃいますね♪
ただし100%の神頼みは禁物。
おみくじの「待人:現れる」は、自分のために何かしら動いている方が、そのまま続けていると「現れる」という意味であることが多いようなので、自分で良い運命をつかむための努力は続けておくと良いようです。
後記
おみくじの順番は神社によって違うが、一般的には
●7種類
大吉、中吉、小吉、吉、末吉、凶、大凶
●12種類
大吉、中吉、小吉、吉、半吉、小吉、末小吉、凶、小凶、半凶、末凶、大凶
(どちらも吉の順番は入れ替わることがある)
おみくじは内容の方を重視して読むのが良いとされる
おみくじってつい吉凶を気にしちゃって、運勢の部分は読み飛ばしがちですが(持ち帰って読もうと思ったらそのまま忘れた、とか^^;)凶が出ても大凶が出ても、内容が良ければそれで良し!という感じなのですね。
内容も悪かったとしても、おみくじの効力は一週間ほどで切れるそうなので、一週間経ったら他の神社で引いても大丈夫です。
ちなみに、良い内容だったら今年一年は良い運勢!と思うことで一年間効力が続くものなのだとか。
つまり自分次第ってことですね。
子供を手助けしすぎると自立の力がつかないと言われているように、神様も人間を助けすぎることはしないのかも。
おみくじ(=神様からのメッセージ)って、自分で頑張ろうとしている人に、あと一歩の勇気をくれるものなのかもしれないですね。