家族や友達、みんなで集まってワイワイおみくじを引く時に、一番ネタになるのは「大凶」を引いた人ですよね笑
その場ではある意味オイシイ「大凶」ですが、心情的には持って帰りたくない・・・。悪い運気も一緒に持って帰ってしまいそうで。
そこで、みなさんやっているのが境内で、指定の場所や木に『結ぶ』
凶や大凶の時は、結んで帰ったりしませんか?
そこには既にたくさんのおみくじが結んであるので、私のように何となく自然の流れで結んでしまう方も多いはず。
我が家では毎年親族で初詣に行き、全員でおみくじを引くんです。
その中には好奇心の固まりである子供たちの姿。
おみくじを引いて結ぶ時に、子供に「なんで結ぶのー?」と聞かれてもズバッと答えられるように、今回はおみくじの凶や大凶が出たら木に結ぶ理由について調べてみました。
なるべく簡単に、わかりやすくまとめましたので、ぜひご覧ください。
凶・大凶を木に結ぶのは
この理由をズバっと言ってしまうと、
● 悪い運気を境内に留めてもらう(家に持ち帰らない)
● 『結ぶ』という行為が神様と縁を『結ぶ』に通じるから
● 困難な行いを達成し凶を吉に転ずる
大きく分けるとこの三つです。
それぞれ詳しく見ていきますね。
悪い運気を境内に留めてもらう
おみくじは神様からのメッセージなのでおみくじ自体が悪い運気を持っているわけではないのですが、心情的にはやっぱり家に持って帰りたくないなぁ、というのがありますよね。
凶や大凶などのおみくじが出た時に結んで帰る理由として、これが一番多いのではないかと思います。
境内の所定の場所におみくじを結ぶことには、
● 悪い運気を境内に留めてもらい、さらには神様にご加護を願う
という意味があるようです。
『結ぶ』=神様と縁を結ぶ
最近ですとおみくじを結ぶ専用の場所が設けられていますが、元々、おみくじは木に結んでいました。
生命力の強い木(の枝)に結ぶことで、木に宿る神様と縁を結ぶことが出来、運気が上昇すると考えられていたんですね。
結ぶ時の注意として、
● おみくじをひねったり、縦結びには結ばない
特に縦結びは死に装束に使われる結び方ですので、神様に対してとても失礼なことと言われています。
これから縁を結び、その力にあやかりたい時ですので、神様との縁が良縁になるよう気をつけて結んで下さいね。
現在ではおみくじを木に結びつける行為は木の生育の妨げになるので、専用の場所を設けている神社やお寺も多いです。
必ず指定の場所に結んで下さいね。
困難なことをやり遂げることで、凶が吉に転じる
ただ結ぶだけではなく、凶や大凶のおみくじを利き手と反対の手だけで結ぶと良しとされています。
どうやらこれは、
困難なことをやり遂げることで、凶が吉に転じると言われているからなんです。
利き手と反対の手だけ使うのって思っているより難しいので、ぜひチャレンジしてみて下さい♪
引いたおみくじがイマイチな時、その場でおみくじの引き直しは基本的にはしてはいけない、とされています。
というのも、おみくじというのは単に吉凶を占うためのものではなく、神様からメッセージを頂くという意味があるからです。
頂いたメッセージを無視して良いメッセージだけ選ぶのでは、おみくじの意味がなくなってしまいますよね。
じゃあ引き直しちゃダメなのか?というと、これはOKなのです。
引いたおみくじについての効力は厳密に決められているわけではなく、1週間!と思えば1週間、1年!と思えば1年なのだそう。
なので引き直す場合は、数日後に改めておみくじを引くというのが良いと言われています。
おみくじを結ぶ以外の方法はある?
凶や大凶などのおみくじは必ず結ばないといけないかというと、そんなことはありません。
結ぶ以外の方法ですと、
● 持ち帰って神棚にあげる
● 財布などに入れて常に持ち歩く
などがあります。
凶や大凶というのは、誤解されやすいのですが、
『アンタ悪いことばっかりあるよー、ご愁傷様!』という意味ではなく、
『身を引き締めて誠実に過ごしてね。そうすれば運気も上がっていくよ!』という励ましの言葉なんですね。
なのでおみくじ本来の意味から考えると、常に持ち歩くというのはむしろ良いことなのかもしれません。
後記
凶や大凶のおみくじを結ぶのは
● 悪い運勢を留めてもらうため
● 神様と縁を結ぶため
● 利き手じゃない手で結んで凶⇒吉に
結ばず持ち帰る時は、
● 粗末に扱わず神棚にあげる
● 財布などに入れて持ち歩く
私は毎年おみくじを引いているわけですが、凶は経験済みですが大凶はまだないんです。
去年の元旦に引いたおみくじは大吉だったので、このまま来年も・・・と言いたいところですが、ここいらで大凶がくるんじゃないかと思っております。
でも大凶の対処法はこの記事書いてバッチリだし、子供たちに説明出来るし(笑)大丈夫!!
いつでもこ~~い!