我が家の食卓にトマトサラダが乗ると、トマト狂の娘たちによる、壮絶なトマト争奪戦が繰り広げられます。

主に被害をこうむるのは、母であるこの私(のサラダ)。
目を離した一瞬の隙に、ただのグリーンサラダにグレードダウン・・・。

母あわわ

一時も目が離せません!

我が家の子供たちは現在6歳と4歳。二人とも、小さな時からトマトが大好物で、冗談抜きで3度の飯よりトマトが好きという状態なんです。
こんなにトマトばっかりで栄養面は大丈夫なのか!?

グリーンサラダはあの手この手で残そうとして、トマトはどうにかして食べつくそうとする子供たち・・・。栄養面がホント心配。
ホントに。切実です…。

というわけで今回は、トマトの栄養効能をしっかり調べてまとめてみました。

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トマトの栄養と効能が凄すぎました。

トマトの栄養を調べていたら、こんな言葉に出会いました。
トマトが赤くなると、医者が青くなる

これは言葉の通り、真っ赤なトマトは栄養豊富で健康になっちゃうから、医者はいらないよ!っていう意味なのだとか。

そんなに凄いんだ!とワクワクしながらトマトの栄養素を調べてみると…

真っ赤なトマトの栄養価はいかに!?● ビタミンA
● ビタミンC
● ビタミンE
● ビタミンH
● ビタミンB6

リコピン
● カリウム
● 鉄分
● カルシウム
● 食物繊維
● クエン酸
● ケルセチン
● グルタミン酸

ざっと書き出しただけで、この量!すごい!
それぞれの働きを見ていきますね。ちなみにこの中で、1番すごいなって思ったのはリコピンの効果効能です!

ビタミンA

粘膜を強化してウイルスの侵入を阻み、免疫力を高めてくれるビタミンA。
目の粘膜にも作用し、視力にも影響します。更に抗酸化作用もあるので、アンチエイジングにも効果的!

鮮やかな緑黄色野菜などに含まれるβカロテンが体内に入ると、必要な分だけビタミンAに変化します。

ビタミンC

つやつやの生トマトの写真人間の体内で作り出せない栄養素の一つです。トマトにはビタミンCがたっぷり含まれています。

お肌のハリや弾力などに関わるコラーゲンの生成を促す働きがあり、更にシミの原因になるメラニンを抑制する働きがあるので、美白効果も期待出来ます。

ビタミンE

脂に溶ける脂溶性のビタミンの一つ。
抗酸化作用が強く、細胞をサビつかせる活性酵素を取り除く(酸化を防ぐ)働きがあります。

血液をサラサラにするので、血管の病気の予防にも効果的だといわれています。

ビタミンH

ビタミンHはビオチンとも言い、皮膚や爪、髪の毛などを健康に保つと言われています。
腸内細菌が作りだすことが出来るので、欠乏症になることはほとんどないのだとか。

ビタミンB6

お肌のビタミンと呼ばれているビタミンB6。

皮膚のバリア機能を高め、お肌を健康な状態に保つ役割があります。

リコピン

トマトの栄養の代表格!自然界に存在する色素(カルテノイド)の一つで、強力な抗酸化パワーがあります。

酸化とは、加齢などの要因で増えすぎた活性酵素が正常な細胞を攻撃し(細胞をサビさせる)、さまざまな病気や老化現象を引き起こす事。
リコピンはその活性酵素を除去する力が強く

● 生活習慣病の予防
● 老化の予防
に効果的なんです。

その力は、緑黄色野菜などで有名なβカロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍以上というのだから驚きです!

ちなみに、リコピンは加熱する程摂取しやすいと言われており、生食用のトマトよりも加工用のトマトに豊富に含まれているようです。

カリウム

カリウムには、体内の余分な水分や塩分を排出する働きがあります。
その作用により血圧を下げたり、むくみの予防にも効果的です。

鉄分

鉄分には、必要な酸素を体の隅々にまで届ける大切な役割があります。
その他にも、免疫機能を維持したり、活性酵素の除去、疲労回復などにも効果的。

カルシウム

カルシウムは健康な歯や骨を作りだし、維持するのにも欠かせない栄養素です。

食物繊維

食物繊維は、腸内をお掃除して腸内環境を整えてくれます。
また、糖質の吸収をゆっくりにして食事後の血糖値の急上昇を防いだり、コレステロールを下げる働きもあります。

クエン酸

レモンなど酸味の強い果物などに含まれるクエン酸。
クエン酸は疲労の原因である乳酸を分解、排出する働きがあるため、疲労回復に効果的です。

ケルセチン

ケルセチンとは、果物や野菜の皮や種に多く含まれるポリフェノールの一種です。
トマトも、皮に多く含まれています。

ケルセチンが持つ細胞がさびない力(抗酸化力)が、活性酵素を除去することで血液の流れをスムーズにし、血管を保護してくれるので、血液の病気の予防に効果的とも言われています。

グルタミン酸

グルタミン酸はアミノ酸(人体の細胞の主成分であるタンパク質を形作っている最小の成分)の一種です。
さまざまな食品の『旨味成分』であると共に、内臓脂肪の蓄積を防ぐ働きがあるようです。脂肪燃焼の手助けもしてくれるのだとか。

そういえば昔「♪燃焼系~、燃焼系~、アミノ式~」っていうCMが流れていましたよね。あの時は面白いリズムと言葉の歌だな~と思っていたのですが、こういうことだったのですね!

その他にも、
● 利尿作用
● 脳内の神経伝達速度をUP
● 脳の活性化
などなど、グルタミン酸にはさまざまな効果があると言われています。

とりあえずざっと書いてみましたが・・・。

長っ!

自分で書いといてナンですが、ヒジョーに長いですね^^;

でもこれだけ栄養豊富のトマト♪
真冬ならともかく、夏場は体を冷やしてくれる作用もあるし、お腹を壊すくらいじゃなければたっぷり食べても大丈夫そうですね!
(※ トマトにはカリウムも含まれているので、肝臓の弱い方は食べ過ぎに注意が必要です)

ちなみにこのズラーっと並んだ栄養の中で、私が超気になるのは可愛い名前のリコピンかな♪
アンチエイジングが必須なお年頃の私には、強力な抗酸化作用ってところに目が釘付けです!

でも生食用トマトより、加工用トマトの方がリコピンが多く、更に加熱調理などで吸収されやすくなるんですって。

加工、加熱調理されているというと・・・トマトジュースや、トマトの水煮缶・パックなどがこれにあたりますね。

リコピン含有率は加工用トマトの方が多い!

生トマトとトマトジュースの写真!通常、サラダなどで生食しているトマトのほとんどが、

ピンク系のトマト

といい、色合いがややピンクがかった色のトマトなんですね。

一方、加工用のトマトは、

お日さまをたっぷり浴びて真っ赤になった完熟トマト

なんです。

トマトの栄養は完熟した時に一番多いと言われ、収穫時期の加工用の完熟トマトのリコピンは、生食用のピンクトマトと比べて3倍も多いのだとか!

その上、生食用トマトは収穫後、店頭に並ぶまでに少し時間がかかります。そしてお店に並ぶ時に熟しているように計算すると、完熟のちょっと前に収穫しなければいけません。
お店までの輸送距離・日数もかかると、その間にちょっとずつ栄養分が失われていくと言われています。

その点、加工用の完熟トマトは栄養ピークの状態で収穫後、すぐに工場へ運ばれ加工されるのだそう。

トマトケチャップやトマトピューレ、トマトジュースなどに加工されてから店頭に並ぶので、輸送中に栄養分が失われるということはほとんどありません。

なのでリコピンを目的にトマトを食べるとしたら、サラダにして生食するよりも、トマトジュースの方が良いとも言われているんです(塩分控えめがオススメです)。

リコピンを通常以上に含んでいるトマトだけを厳選して作ったトマトケチャップなどもありますしね!

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後記

トマトの栄養、結構夢中になって調べちゃいました。

しかし、美肌効果だの整腸作用だの抗酸化作用だの、子供たちより私がトマト食べた方がいいんじゃ・・・!?
と思ったけど、リコピンを上手に摂取するなら、トマトジュースの方が良いのね。

・・・あっ!

しまった…、これでは、

読むとトマトが食べたくなるかも!

じゃなくて、

読むとトマトジュースが飲みたくなるかも!

ですね…。

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