ハロウィンの可愛いイラストを描いた黒板

9月に入ると、雑貨屋さんやスーパーの一角にハロウィングッズを集めたコーナーが出来、その可愛らしさについ手に取って買ってしまう…というのが毎年恒例になってしまっている、ブログ管理人のhinataでございます…。

母笑顔

オバケやジャック・オー・ランタンをモチーフにした雑貨などは、反則級の可愛らしさですよ~。

なんて、ほっこりするのもつかの間。
可愛い雑貨に癒されていると、子供たちから「なんでハロウィンやるの?」という口撃が飛んできます。

理由はわかっていても、子供向けにかみ砕いて説明するのって意外に難しい…。

というわけで今回はハロウィンの由来について調べたことを子供向け簡単にまとめてみました。

幼稚園や保育園の子への説明も紹介していますので、どうぞご覧下さい。

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子供向けの超簡単な説明

ハロウィンのイメージ写真突然ですが、問題です。

 子供にとってハロウィンとは何でしょう???

① 仮装する日

② お菓子をもらえる!

③ かぼちゃのオバケ

正解は・・・

全部でした! 簡単すぎましたね?

ハロウィン由来を調べると、ケルト民族やキリスト教など、子供にとっては小難しい話がたくさん出てくるのですが、歴史的に重要な事柄もそのまま説明したところで「???」となってしまうと思います。

なので、子供向けの説明ではその辺は省略し、子供が興味を持っていることに絞ってご紹介します。

子供向けの説明のあとに、それぞれをもうちょっと詳しく書いていきますね。
幼稚園保育園のお子さん向けに、簡単な言葉で書いてます)

① 仮装をする日について

ハロウィンのイメージイラストハロウィンに仮装をするのはね・・・オバケに、オバケの世界に連れて行かれないためなんだよ!知ってた?

ハロウィンって外国のお祭りなんだけど、みんながいるこの世界と、死んだ人の世界がくっついて、死んだおじいちゃんやおばあちゃんが、挨拶をしに返ってくる日なんだ。

でも、怖い魔女やオバケも一緒に来ちゃって、子供を死んだ人の世界につれて行っちゃうんだよ。オバケの世界で、オバケや魔女の子供として育てられるかもしれないね。

そうすると、お父さんとお母さんとはバイバイになっちゃう。もうずっと会えなくなるんだよ。抱っこもしてもらえないし、ヨシヨシもしてもらえない。

そんなのイヤだよね?
お父さんやお母さんと一緒にいたいよね?

だからオバケや魔女の服を着て、オバケや魔女の仲間のふりをして連れて行かれないようにしたり、オバケたちがビックリして逃げていくように、オバケよりももっともっと怖い格好をするんだよ。

ハロウィンは、今から2000年以上も前の古代ケルト人の宗教『サウィン祭(収穫祭+悪霊祓いの儀式)』が始まりだったと言われています。

古代ケルト人にとって10月31日は、1年が終わる日(大晦日)。新年は日没から始まると言われており、10月31日の夜(日没後)は彼らにとってとても大切な日だったんですね。

そしてそれは、死者の霊が訪ねてくる日でもありました(日本のお盆のようなもの)。
同時に悪霊もこの世に来てしまい、家畜や作物を荒らし、子供をさらっていく(魂を取られる)と信じられていたんです。

悪霊を追い払うため、魂を取られないようにするために、悪霊や魔女の仲間のふりをして、自分や家族を守っていたんですね。
これがハロウィンで仮装する由来と言われています。

②お菓子をもらえる日について

キャンディを持ったオバケハロウィンにやってくるオバケや魔女は、勝手に人の家に入って、みんなのご飯をぜーんぶ食べて行っちゃうんだよ。今日の分も、明日の分も、その次の日の分も、ぜーんぶ!

そうなったらみんなの食べるものがなくなって、お腹がすいて困るよね?

困った人たちは、オバケ用のご馳走を作って、それを食べてお家に帰ってもらうことにしたんだって。

だからオバケの格好をした子供が『トリック・オア・トリート!』って言ったら、お菓子をあげることにしたんだよ。イタズラされたら困るからね!

ハロウィンで仮装した子供たちがお菓子をねだって歩くことについては、諸説あるようです。

そのうちよく言われているのは、

サウィン祭での魔女や悪霊への供物用の食べ物を、農民がもらって歩く姿をまねたもの

仮装した子供を悪霊と見立てて、お菓子(供物)をあげることで悪霊祓いの儀式としたもの

この2つの説です。

現在は宗教的な意味合いが薄れ、子供が楽しめるイベントとして定着していますね。

日本では、お菓子をねだって歩く仮装した子供たちの姿は余り見かけませんが、大人が仮装を楽しんでいる今の状況では、広がらないんじゃないかなー?なんて個人的に思っています。

(ハロウィンのイベント会場などでは「トリック・オア・トリート!」でお菓子をもらえたりしますけどネ)

③ カボチャについて

ジャック・オー・ランタンのイラストハロウィンのかぼちゃのオバケって、ジャック・オー・ランタンっていうんだけど、知ってる?

これはね、ジャックさんのオバケなんだよ!

むかーしむかし、ジャックさんていう、頭はいいけどずるいことばっかりする男の人がいたんだ。

あるハロウィンの夜、ジャックのところに悪魔が来て、お前を地獄につれてくぞ!って言うんだけど、ジャックは悪魔をだまして、自分の命を取られないようにするの。悪魔は、ジャックのことを地獄にはつれていかない、って約束するのね。

ジャックはおじいさんになって死んでしまうんだけど、ずるいことばっかりしてたジャックは、天国に入れてもらえなかった。
でも悪魔と約束したから、地獄にも連れていってもらえない。

真っ暗なオバケの世界を歩いていると、あの悪魔が出て来て、ジャックに小さな火をくれたの。
ジャックは火が消えないように、道に落ちてたかぼちゃの中身をくりぬいて、もらった火を入れて、かぼちゃの提灯を作ったんだよ。

このかぼちゃの提灯が、ジャック・オー・ランタン。

ジャックは今でも、暗いオバケの世界を、かぼちゃの提灯を持って歩いているんだって。

うーん。これはちょっと年中さん、年長さん向けのお話かもしれません。

ジャック・オー・ランタンはもともとかぼちゃじゃなくて、カブだったってご存知ですか??

(カブのジャック・オー・ランタン超怖いんですよ~;;)

ジャック・オー・ランタンの由来となったジャックの物語は、アイルランドの伝承なんですが、1800年頃、アイルランドを死者100万人以上という、大飢饉が襲います。

150万人以上がアメリカ合衆国へ移住し、この伝承もアメリカへと伝わったんですね。

アメリカではカブに馴染みがなく、代わりにかぼちゃが手に入りやすく加工しやすいということで、かぼちゃが使われるようになりました。

このアメリカ式のハロウィンのまま、世界に広がり定着したので、かぼちゃがハロウィンの代名詞となりました。
(ハロウィンの本場のアイルランドなどでは、今でもカブを使うそうです)

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後記

まとめ

● 魔女やオバケにつれていかれないように仮装をして、自分たちを守った!

● お菓子(供物)はオバケたちに帰ってもらえるように!

● 悪魔が約束を守ったら、ずるいジャックがオバケになっちゃった!

こんなところでしょうか。

子供がわかるように噛み砕いて教えるのって、なかなか難しいですよね・・・。

我が家でも四苦八苦してますが、子供向けの説明として、参考にして頂けると幸いです^^

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