先日、娘が幼稚園だった時の連絡ノートを見ていたら、6月10日に「ときのきねんび」というシールが貼ってあるのに気づきました。

わざわざシールが用意されているくらいだから、とても有名なのだろうと思ったのですが、お恥ずかしながら私は名前くらいしか知りませんでした…。

というわけで今回は、時の記念日とはなのか意味由来についていろいろ調べてみました!

(時の記念日って、名称がまず素敵ですよね!)

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時の記念日とは?

時の記念日とは時間の大切さを広めるために制定された記念日時の記念日とは簡単に言うと、

● 時間をきちんと守ることの大切さを国民に意識してもらうために制定された記念日

のことです。

世界的に見ても日本人は時間に正確なことで有名ですが、ここが発端なのかも?

時の記念日が制定されたのは1920年(大正9年)。

現在の国立天文台(当時は東京天文台)と、財団法人・生活改善同盟会によって定められたと言われています。

時の記念日は、祝日ではありません。
なので、名前は知っていても意味や由来までは、知る機会がなかった方も多いかもしれませんね。

ちなみに、6月には他に祝日がないので、時の記念日を6月の祝日にしてはどうか?という意見も聞かれるそうですよ。

でも未だに6月は祝日がないので、実現は難しそうですね…。
(時の記念日まで祝日になったら、日本の祝日は17日になりますね!)※2023年時点で法律で定められた祝日は16日で世界トップクラス!

2024年の時の記念日はいつ?

2024年の時の記念日は、6月10日(月)です!
曜日は違いますが、日にちは今年と同じですね。

時の記念日は毎年6月10日です。

日付がコロコロ変わらないので、非常に覚えやすいですね。

6月10日に制定された由来

日本で初めて、時刻を知らせる鐘を打った日が現行の太陽暦でいうと6月10日だった

● 生活改善同盟会が、1920年に開催した「時の展覧会」の期間中であった6月10日に定めた

と言われています。

ここでちょっと気になったのが、日本で初めて時刻を知らせる鐘を打った日!

日本で初めて時刻を知らせる鐘を打ったこれは今から1400年ほど前の西暦671年、天智天皇(中大兄皇子)の時代なのだそうです!
ちなみにこの時に使われていたのは今のような時計ではなく、漏刻(ろうこく)と呼ばれる水時計。

天智天皇が(現行の太陽暦の)671年の6月10日に初めて、鐘や太鼓などで民に時間を知らせたのですって。
今で言う時報ですよね。

これは天智天皇が社会文化の発展には時を知ることが不可欠だと考えていたからだと言われています。

天智天皇を御祭神とする近江神宮(滋賀県)では、時の記念日である6月10日に『漏刻祭』が斎行されています。

漏刻祭の映像ではないですが、近江神宮を紹介する素敵な動画を発見したので、ご興味のある方はどうぞ♪
(※ 音が出るかと思うのでご注意下さい。)

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後記

● 時の記念日とは
時間を守る大切さを広めるために制定された記念日

● 時の記念日は毎年6月10日
太陽暦671年6月10日に天智天皇が、日本で初めて時報を開始したことから

毎日何かしらの記念日がある中で、この時の記念日は日本の国民性の一つの基礎となったとても大切なものだと知って、正直ビックリしています。

これは6月の祝日になってもいいんじゃないかな?と本気で思っている私がいる…

時間を大切にする今の日本だからこそ、世界に誇れる記念日になるのではないでしょうか。

6月の祝日入り、私も推します!

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