11月3日は文化の日ですが、晴れの特異日とも言われているんですよね。
晴れの特異日というと、私はつい良く晴れた日をイメージしてしまうのですが、実は晴れの特異日=必ず晴れる日または高確率で晴れになる日ではないんですね。
どういうことなのでしょうか?
また、晴れの特異日はいつなのか? 気象庁の過去のデータも参考にしながら、ご紹介していきますね!
晴れの特異日とは?
ただ単に晴れ(雲の量が8割以下の状態)が多い日のことではありません。晴れが多い季節で、毎年高確率で晴れる日というのもありますが、それは「特異日」ではないのです。
あくまでも、前後の天気が曇りや雨、雪のことも多いのに、その日だけ何故か晴れる割合が多い!という日を「晴れの特異日」といいます。
晴れ以外にも、気象の特異日には、
● 花冷えの特異日
● 雨の特異日
● 猛暑の特異日
● 台風の特異日
等があります。
晴れの特異日はいつ?
- 1月
- 16日
- 2月
- なし
- 3月
- 14日
- 4月
- なし
- 5月
- なし
- 6月
- 1日
- 7月
- なし
- 8月
- なし
- 9月
- なし
- 10月
- なし
- 11月
- 3日
- 12月
- なし
この4日を、気象庁の過去データで調べていきますね。
過去11年(2010~2021年)の気象庁のデータをチェック
● 快晴
● 晴れ
● 晴れ時々曇り
● 晴れ一時曇り
これらを晴れとしてカウント。
気象庁の天気概況は昼(6:00-18:00)と夜(18:00-6:00)に分かれているのですが、このうちの昼を参考にしています。
- 1月16日
- 晴れ:8回
- 3月14日
- 晴れ:5回
- 6月1日
- 晴れ:4回
- 11月3日
- 晴れ:5回
思っていたより晴れが少ない!
予想外に少なかったので、
● 晴れ後曇り
● 曇り後晴れ
● 曇り時々晴れ
● 曇り一時晴れ
こちらを晴れに含めて数え直してみると、1月16日は11回、3月14日は5回、6月1日は6回、11月3日は8回となりました。
少し増えましたが…
晴れの特異日といえども、やはり、一概に晴れるとは言い切れないのですね。
2022年の晴れの特異日は…
- 1月16日
- 快晴(昼)
- 3月14日
- 晴れ一時雨(昼)
- 6月1日
- 薄曇り(昼)
- 11月3日
- -
このままだと寂しいので、11月3日文化の日はぜひ、晴れて欲しいです。
去年のようにスカッと秋晴れであって欲しいです。
1年で一番晴れる確率が高い日は?
(晴れの多い季節のため、どんなに高確率で晴れでも『特異日』とはされていない)
気象庁のデータをまとめた天気出現率(1991年~2020年東京都の統計)を見てみると、晴れの確率が90%越えの日がありました。
1月3日と12月24日の2日です!
なんとクリスマスイブ!
12月24日~1月3日までで80%を切るのは1日だけ、その日ですら73%が晴れの日なので、この時期の晴れは驚異的な確率ですね。
後記
晴れの特異日は、
● 1月16日、3月14日、6月1日、11月3日
● 『その前後の日に比べて』晴れる確率が高い日
● どんなに晴れる確率の高い日があっても、その前後も晴れが多い場合は『特異日』にはならない
晴れの特異日=晴れる確率が高い日ではなく、実際に気象庁の過去のデータによって、少なくとも過去10年間は晴れの日が多いわけではない事がわかりましたね。
まさに今年は年に4日の晴れの特異日のうち、現時点で晴れは1日だけ。
せっかくなので最後の1日はぜひ晴れて欲しいですね!
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