母にっこり

小春日和の読み方は『こはるびより』です。

こんにちは!ブログ管理人のhinataです!

平成26年に行われた『国語に関する世論調査』の慣用句等の意味・言い方について、という項目で『小春日和』が取り上げられていました。
この調査によりますと、小春日和の意味として、
● 初冬の頃の穏やかで暖かな天気だと思う人は51.7%
● 春先の頃の穏やかで暖かな天気だと思う人は41.7%
となっていました。
初冬の頃と答えた人がやや多いですが、春先と答えた人も40%を超えているという、面白い捉えられ方をしている言葉だなあと思いました。
そこで今回は、小春日和の意味や使い方について、調べたことをご紹介しますね!

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小春日和は春に使う?

実は『小春日和』とは、春に使う言葉ではありません

母あわわ

』ってついているのに!

『春らしい(暖かい)日』というイメージの強い言葉なので、つい春の天候の良い日に使ってしまいがちなのですが、『小春日和』は晩秋~初冬にかけて使われる言葉なんです。

小春とは…
旧暦の10月のこと。現在の暦では、10月下旬~12月上旬の頃。
冬の初めの暖かい春のような日のこと。
日和とは…
天候、空模様。晴天。(何かをするのに)ちょうど良い天気の日。

初冬の、晴れて暖かい、春のような日のことを『小春日和』と言うんですね。

なので『小春日和』を使うなら、晩秋~初冬くらいの時期がぴったりです。

小春日和の使い方

会話で『小春日和』を使うなら

  1. 今日は晴れて暖かいね。小春日和だね!
  2. 今週は、晴れが多いみたい。今日みたいな小春日和が続くといいね。

挨拶状等で『小春日和』を使うなら…

  1. 小春日和の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のことと存じます。
  2. 小春日和の過ごしやすい日が続いておりますが、皆様はお変わりありませんでしょうか。

母笑顔

テレビのアナウンサーがふと『小春日和』と口にしたり、会話の中で『小春日和』という言葉が聞こえてくると、ぽかぽか陽気と澄み切った青空のイメージが浮かんで来て、気持ちがホッと暖かくなります~

小春日和と似た言葉

春日和(はるびより)…小春日和と良く似た言葉ですが、小春日和は初冬に使う言葉なのに対して、春日和は春に使う言葉です。
春らしい穏やかな天候の日を言います。

母笑顔

調べてみると、秋日和や冬日和という言葉もありました。

『小春』がつく言葉

小春凪(こはるなぎ)
小春(旧暦10月)の頃、風が吹かず波が立たない、穏やかな状態の海のこと。初冬の海のなぎ。
小春空(こはるぞら)
小春の頃の、うららかな空。晴れて穏やかな空。
小春風(こはるかぜ)
小春の頃の風。

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後記

まとめ

● 小春日和の『小春』は旧暦の10月のこと。現在の暦だと10月下旬~12月初旬。
● 初冬の、晴れた穏やかな日のことを『小春日和』という。
● 『小春凪』『小春風』『小春空』という言葉もある。
● 冬の季語。

小春日和は春に使う言葉ではありませんでした。

ちなみに私は昔、『小春日和』のことを、春以外のちょっと寒い季節に使う、春っぽい日(暖かい良い天気の日)のことをさす言葉、だと思っていました。

完全に間違いではないけど正解でもないという…なんとも中途半端な覚え方をしていましたね。

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