年越しそばを食べるのに良い時間、ダメな時間はあるのでしょうか?
こんにちは!ブログ管理人のhinataです。
前々回の年越しそばの由来、前回の年越しそばを食べる意味に続き、今回は年越しそばを食べるタイミングについてです。
縁起物を食べるとなると、食べる時間も気になりますよね。
せっかくだから、良いものは取りこぼさないようにと考えていたら、
● 年越しというくらいだから、年を越す時に食べるもの?
● 子供が小さくて遅くまで起きていられない時はどうしたら?
● お昼に食べた蕎麦を、年越しそばにしても良いの?
と、疑問がわいてきてしまいました。
実際、年越しそばはいつ食べるのが良いのでしょうか。
昼食なのか夕食なのか夜食なのか、大晦日のうちならいつでも良いのか、年をまたいでも良いのか。
調べたことをシェアさせて頂きます。
年越しそばを食べる時間帯
調べてみると、年越しそばを食べるのに良い時間、悪い時間は特にないようです。
なので、
● 家族が集まれるお昼に食べる
● 子供が小さいので夕食に食べてしまう
● 大晦日と言えば夜更かし!早い時間に軽い夕食を済ませ、夜食に
● 年越そばは、除夜の鐘を聞きながら
● 年が明ける直前にカウントダウンの特別番組を見ながら年越しそば
等々、大晦日のうちであれば、ご家庭で都合の良い時間に食べていいということですね。
大晦日は気持ちに余裕を持って過ごしたいので、時間を気にしなくて良いのは助かります!
我が家では子供が小学生ということもあって、余り遅くない時間(夕飯の時間帯)に食べていました。
縁起物の年越しそば、せっかくだから家族揃って食べたいな~と思っていたので、夕飯でもOKということで一安心です。
これに関しては色々な考え方があるようで一概には言えないのですが、年越しそばを食べる意味から考えると、年をまたいで年越しそばを食べるのは避けた方が無難と言えそうです。
年越しそばは大晦日に食べる縁起物であり、一年の最後の日に『切れやすいお蕎麦を食べることで、その年の悪縁や厄災を断ち切る』という意味があります。
厄落としの年越しそばを食べきる前に新年を迎えてしまうと、悪縁・厄災を新しい年に持ち越すことになってしまうので、縁起が悪いという説があるんです。
個人的には、厄をしっかり落としてから新年を迎えたいですね。
また、新年はお金と縁を深めたいと思っている方は、年越しそばを残さず食べきりましょう。
昔々、金銀細工の職人さんは、飛び散った金粉を水で練ったそば粉を使って集めていたそうです。この事から年越しそばは金運上昇の縁起物であるという説があり、年越しそばを残してしまうと、金運を取りこぼす…という考えもあるんですって。
こちらの記事では、年越そばの意味や由来についてもう少し詳しく書いています。
年越しそばの由来は諸説ありますが、有名な説をご紹介しています。一番悩む子供向けの説明も、未就園児向け、小学校低学年向け、小学校高学年向けに分けて、簡単な例文を掲載中です。
年越しそばを食べる意味について縁起が良いから!というのをご存知の方は多いと思います。が、子供にわかりやすく伝えるのは難しい…。今回は、子供向けの説明もシェアさせて頂きます。
31日以外に蕎麦を食べる風習がある地域も
大晦日といえば年越しそばのイメージが強すぎますが、日本全国全ての地域で食べられているわけではありません。
一部地域では、大晦日以外にお蕎麦を食べるそうです。
例えば福島県の会津地方の『あいづわかまつ市政だより』にはこのような記述があります。
■三箇日(さんがにち)の食習慣と七草粥(がゆ)
昔は一日に餅、二日にそば、三日に「とろろ飯」、四日に「棚さがし雑炊」を食べていました(一日にそば、二日に餅の地域もあり)。
今もこの風習が残り、元日や二日に蕎麦を食べる地域があるそうです。
また、新潟県には『十四日そば』というものがあります。
小正月(旧暦1月15日)の前日を大晦日として、1月14日に年越しそばを食べるという風習で、今もその習わしを守るために『十四日そば』としてお蕎麦を売り出しているお蕎麦屋さんもあるんですよ。
後記
● 年越しそばを食べる時間は決まっていない
● 年をまたいで食べるのは縁起が悪いとされている
● 一部地域では、31日以外にお蕎麦を食べる風習がある
お蕎麦ではありませんが、うどんが有名な香川県では『年越しうどん』があるんですって。
真っ白なうどんに、紅いトッピングをして食べると幸多い1年になるそうです。
年明けうどん大会というイベントも行われているんですよ。