我が家では、大晦日の夕食は年越しそば!
なので夕食のメニューを考えなくて良いんです。嬉しい!
こんにちは!ブログ管理人のhinataです。
毎日メニューを考えるのが辛くて、つい、心の声が外に出てしまいました…(笑)
その年の一番最後の日、12月31日の食事といえば年越しそばですね。
昔から食べられてきた年越しそばは日本の年末年始の風習の一つですが、いつ頃から始まったのか気になったことはありませんか?
そんなわけで今回は、年越しそばについて調べたことをシェアさせて頂きます。
年越しそばが食べられるようになった由来や、いつから始まったのか、子供向けの簡単な説明もご紹介しますね!
年越しそばの由来
調べてみると年越しそばの由来とされる説はいくつかありましたが、その中でも有名な説をご紹介しますね。
一番古いものですと、鎌倉時代(1185~)にまで遡ります。
博多の承天寺で、年越しの準備が出来ない貧しい人々に『そば餅』をふるまいました。
するとその翌年に皆が幸運に恵まれたことから、『運そば』『福そば』と呼ばれて、大晦日に食べられるようになったそうです。
昔々、お蕎麦は飢えをしのぐために食べられていた救荒作物だったんですって。
荒れた土地でも育つ蕎麦は、農作物が不作・凶作の時の代わりの食物として、庶民を助けていたのですね。
この当時はまだ、私たちが良く知っている麺の蕎麦(蕎麦切り)は作られていませんでした。
蕎麦切りが出来たのは江戸時代中期頃と言われていて、それまでは蕎麦粉を練って餅の形にしたり、お粥のようにしたり、麺ではない形で食べられていたそうです。
江戸時代頃、たくさんの奉公人を抱える商家では、月の末日に奉公人達を労うために蕎麦をふるまっていたそうです。
この風習が広まり、大晦日に食べる年越しそばとして定着していったと言われています。
江戸時代頃になると、蕎麦は健康食として考えられていたそうです。
十勝海霧そばさんのHPによりますと、1697年に発刊された『本朝食鑑』という書物には、蕎麦の良い効果が書かれていたとのこと。
1751年には、蕎麦全書という蕎麦の専門書もあったようですよ。
ちなみに年越しそばという名称が使われるようになったのは、明治時代に入ってからなのだそうです。
蕎麦は縁起の良い食べ物と言われます。
● 細く長い形状=長寿祈願、または良縁が長く続いていくように
● 切れやすいことから、悪縁を断ち切りやすい
● 蕎麦自体が荒地でも育つ強い作物なので、健康祈願
この頃は蕎麦粉にツナギを使っていなかったようで、今のお蕎麦以上に切れやすかったようです。
簡単に嚙みちぎれて、厄災や悪縁を断つ!ということで、お蕎麦は厄落としにうってつけだったのでしょうね。
私がこの時代に生まれた子供だったら…
ちょっとでも長い蕎麦を探し出して、兄妹と一緒に切れないように食べるゲームとかやってたんじゃないかなあ。
良い事がずっと続くように~なんて!
でもこの③は由来というより、年越しそばを食べる意味ですね。
年越しそばを食べる意味をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ♪
年越しそばを食べる意味について縁起が良いから!というのをご存知の方は多いと思います。が、子供にわかりやすく伝えるのは難しい…。今回は、子供向けの説明もシェアさせて頂きます。
年越しそばの由来を子供向けに説明するなら
子供に説明する時のポイントとしては、
● 昔々、大晦日に『そば餅』を食べたら運が上がり、毎年食べるようになった
● 江戸時代頃、商家の主人が月末に奉公人にそばをふるまった
この2つでしょうか。
これに、蕎麦は縁起物であるということを絡めながらお話しするのが良いかと思います。
年齢によって、情報を減らしたり付け足したりして下さいね。
お蕎麦って切れやすくて長いから、1年の最後の日に悪いことを切って、来年は良いことが長く続くようにっていうお願いが込められているんだよ。
昔々、大晦日にお蕎麦を食べたらたくさん良いことがあったから、毎年食べるようになったっていうのが始まりなんだって。
昔々、大晦日にお寺の人が『そば餅』を配ってみんなで食べたら良い事がたくさんあったから、毎年食べるようになったんだって。
昔はお餅のような形で食べていたんだね。
そのずっと後に今みたいな細長い麺のお蕎麦が出来たんだよ。
お蕎麦は細くて長くて切れやすいから、悪いものは切って、来年は良いことが続きますように、家族がずっと仲良くいられますようにって願いを込めて、一年の最後の日に食べられているんだよ。
昔々、お寺の人が大晦日に貧しい人たちに、蕎麦粉で作った『そば餅』を配ったことが、年越しそばの始まりなんだって。
そば餅を食べた人たちが運に恵まれたから、毎年食べられるようになったって言われているんだよ。
その時はお餅の形で食べられていたんだね。
お蕎麦が今の麺の形になったのは江戸時代頃で、大きなお店では月末に、お店の主人が働いてくれている人たちにお蕎麦をふるまっていたんだって。
この習慣が大晦日だけ残って、今の年越しそばの習慣になったんだね。
お蕎麦は細くて長くて切れやすいことから、一年の最後の日に悪いものを切って、来年は良いことが続きますように、家族がずっと仲良くいられますようにっていう願いが込められているんだよ。
このような説明でいかがでしょうか。
家族が仲良くのところは、健康や長寿を願う言葉に変えても良いですね!
年越しそばの始まりより、食べる意味や理由をメインに説明したい場合は、年越しそばは縁起が良い?食べる意味を子供向けに簡単にご紹介しますの方もチェックしてみて下さいね。
後記
・年越しそばはいつ食べる?昼?夜?いつでもOK?調べてみました
・年越しそばの具材の意味!ネギ?海老?かまぼこ?縁起が良いのは?
・【年越しのご馳走】テンション上がる!大晦日に皆で食べたいメニュー
年越しそばの由来として、
● 鎌倉時代、大晦日に配られた『そば餅』が由来という説
● 江戸時代、商家が月末に、奉公人にそばをふるまっていた説
をご紹介させて頂きました。
年越しそばの始まりが鎌倉時代なんてビックリしました。
縁起物として大晦日にお蕎麦を食べていたのですが、それ以上に、風習として根付いているものには歴史があると実感しましたね。
当たり前のことなんですが、『当たり前ではない』というか…。
知るということは楽しいですね。
私は大人になってから『知るのは楽しいこと』と知ったので、それも含めて、子供たちに伝えていきたいなと改めて思いました。