最近、一部のトップスをハンガー収納に変えてみたんです。
和室の奥にあったでっかいハンガーラックを引きずり出して、衣類部屋にせっせと運んで設置し、一人で満足感に浸っていたところ。
窓際に移動していたハンガーラック(と私のトップス)を見た夫が一言。
「あー、服が日焼けするねぇ」
ええ~~~?
でもスペースの関係でラックを設置する場所が、他にないんですよう。私自身、家具の配置的にもラックの位置は気に入ってるし…。
今回は、服は本当に日焼けするのか?、またその対策について、調べてまとめてみました。
もくじ
服って日焼けする?
結論から先に、お伝えします。
答えは…
日焼けします!!
それも鮮やかな色ほど日焼けしやすい(紫外線による影響が出やすい)のだとか。
紫外線によって衣類に使われている染料の科学構造が変わってしまい、変色または色落ちの原因になるからなんですね。
紫外線が強いのは4月~9月頃。この時期って色鮮やかな明るい服を着たくなりますよね。
なのに日焼けしやすいとか、結構ショック…。
他に日焼けしやすいのは、
● ウール
● シルク
● ナイロン
などの繊維が使われた服。繊維そのものが変色してしまうんですって。
(洗濯表示のタグに『陰干し』指定があるかどうかも日に弱い服の基準になりますね)
夏には白っぽい爽やかな服も着たくなる私は、じゃあ白い服は大丈夫なんじゃない?って思ったのですが…
残念ながら、白い服も日焼けするんです。
白い衣類には蛍光増白剤というものが使われていることが多いです。これは簡単に言うと、衣類をハッキリ綺麗な白にしてくれる薬剤です。
清潔感を出したいなら必須!ともいえる蛍光増白剤ですが、紫外線によって劣化すると黄色に変わってしまうのだそう。
真っ白の服の一部が黄色くなっているのって、すっごく目立ってしまいますよね…
紫外線おそるべし…
ちなみに、室内干していても日焼けするので注意が必要なんです。
ポイントは、
● 窓からの紫外線
● 蛍光灯
紫外線がガラス窓などを簡単に透過してしまうのはご存知かと思います。
なので衣類を(特に日当たりのいい窓の)カーテンレールにハンガーで吊るしておくと、あっという間に日焼けしてしまいます。
蛍光灯はと言いますと、こちらもご存じの方も多いかもしれませんが、蛍光灯には紫外線が使われています。
(夜、蛍光灯が使われている街灯に虫が寄ってくるのは、蛍光灯が発する紫外線を虫が太陽の光と勘違いするからなのだそう)
たとえ窓からの紫外線を避けて部屋干ししても、蛍光灯をつけっぱなしでは、少しずつでも紫外線の影響が出てしまうということなんですね。
1シーズンで使い倒す予定のプチプラ服ならともかく、長く使いたいお気に入りのお洋服が、1シーズンで日焼けしちゃったら目も当てられませんよね。
なので次は、服の日焼けを防ぐ方法を調べてみました。
服の日焼けを防ぐには?
100%防ぐのは難しいと言われている衣類の日焼け。
ですが、いくつか気を付けることで、紫外線の影響を小さくすることは可能です。
そのポイントは以下の6つ。
● 洗濯後に干す時は衣類を裏返し(必要に応じて陰干し)
● 紫外線の強い日&時間帯の外出を避ける
● 衣類に直接UVカット
● 窓にUVカットカーテン
● 衣類に紫外線があたらないように保管
● 蛍光灯をLED照明に変える
それぞれを見ていきますね。
洗濯後に干す時は衣類を裏返し(必要に応じて陰干し)
まずはちょっとしたことから。
毎日の洗濯で…と考えると正直手間なのですが、衣類を裏返して干すことで、表地に直接日光があたるのを防ぐことが出来ます。
全部の服は大変なので、お気に入りのお洋服だけでも裏返しで干してみると違うのではないでしょうか。
(陰干し指定のお洋服も裏返してから陰干しすると、紫外線の影響を減らせるようです)
紫外線の強い日&時間帯の外出を避ける
また、干してある衣類だけではなく、着ている服も紫外線の影響を受けます。
紫外線の強い日や時間帯を、なるべく避けて外出出来れば紫外線の影響を減らせます。
とは言っても物理的に無理な場合が多いと思いますので、紫外線に弱い洋服ではなく、比較的紫外線に強いと言われている
● 綿
● 麻
などの素材の衣類を着用するという手段もあります。
衣類に直接UVカット
髪用のUVカットスプレーが販売されていますが、衣類用のUVカット(&色褪せ防止)スプレーも市販されているんです。
衣類の日焼けに困っている方が多くいたのでしょうね…(๑•́ ₃ •̀๑)
また、UVカット洗濯洗剤も販売されています!
洗濯するごとにUVカットの効果がつくなら、真夏など特に重宝しそうですね!
※ どちらも使用できない衣類があるようですので、よくご確認の上でご使用くださいね。
窓にUVカットカーテン
前述の通り、紫外線は窓ガラスなどあっさり透過して室内に侵入してきます。
お肌のためにはUVカットカーテンは必須と言われていますが、衣類の日焼け防止にもなるとは♪
とはいえ、紫外線を浴びることで体内のビタミンD(骨密度低下予防などの効果)が生成されるので、完全にUVカットしても良いのか悩ましいところではありますね…。
(美容情報に敏感な方は、完全に紫外線をカットしつつ、ビタミンDのために手のひらで紫外線を受けるようにしている模様)
衣類に紫外線があたらないように保管
服って、当たり前なのですが、着ている時間より干すのも含めて保管している時間の方が長いんですよね。
保管の仕方ひとつで、紫外線の影響が大きく変わるといっても過言ではありません。
紫外線に当たらない保管方法と言えば、
● 衣類用カバーをかける
● クローゼットやタンスに収納(風通しの良いところが◎)
などがありますが、クローゼットの扉やタンスの開閉時にも紫外線があたるので、大切なお洋服の場合は、UVカットカーテンや照明などにも気を使う必要があります。
蛍光灯をLED照明に変える
意外に盲点だったのが、この蛍光灯。
(我が家の衣類部屋は思いっきり蛍光灯です…)
衣類に対する紫外線の影響はゆっくり表れてくることが多いので、気が付いた時には…(´・ω・|||)ということが多いのだそう。
まさにチリ(紫外線)もつもれば山(色褪せや色落ち)となる、ですね。
そこで、紫外線が使われていないLED照明の出番。蛍光灯をLEDに変えるだけでも紫外線の影響を軽減できます。
(照明をつけている時に服を出しっぱなしにしていないのであれば、必要ないかもしれませんね)
私の場合、夜に窓を開ける時に蛍光灯だと虫が侵入してきやすいのが気になっていたので、LEDに変えるのは一石二鳥かも!
どんなに対策しても、日焼けしちゃう時もありますよね。
日焼けしちゃったけど、どうしても諦め切れないお洋服がある時は、
● 染め替え
● 染め直し
など、衣類の修復を専門にやっているお店に相談してみるのも良いかと思います。
ご自分で染め直すための染料も売っているようですが、チャレンジした方々の口コミを調べてみたところ、染ムラが出来たり、グラデーションっぽくなってしまったりと、綺麗に仕上げるのは難しいのだそうです。
特にお気に入りのお洋服だと、慣れていない方が自分でするのは避けたほうが無難かもしれません。
後記
● 衣類は日焼けする!
鮮やかな色や、ウール・シルクなどの繊維の衣類は要注意
● 衣類の日焼けを防ぐには
紫外線に当たらないように干す、保管する
紫外線が強い日は日焼けしやすい服は避ける、または衣類のUVカットスプレーを使用するなどの対策が必要
我が家の場合は、UVカットカーテンと直射日光が当たらないように衣類をガードする…かな。
今回知ったUVカット洗濯洗剤もぜひ使ってみたいですね。
それにしても、直接目に見えないものの対策って、難しいですよね。紫外線は見えないけど肌にしろ服にしろ影響は後から見えるから、アレもコレもした方が良いかな?って不安になるし。
(自然に逆らおうとするとお金がかかるってのも辛いところです笑)